スタッフインタビュー詳細

ファッション
鈴乃屋
インタビュー:2016年05月

“人生の節目に携わらせていただける。
お客様の思い出と、私たちの記憶に残る仕事です。”

H.Kさん
鈴乃屋

【きもの販売スタッフ】正社員 主任2006年入社

H.Kさん

学生時代の呉服店でのアルバイトがきっかけで、着物販売に興味を抱き、2006年4月に新卒として入社。研修後に阪急三番街店へ配属されて以来、ずっと同店で勤務しています。個性豊かなメンバーとともに、日々楽しくお店を盛り上げています。

H.Kさん

『鈴乃屋』について教えてください。

2017年に創業70年を迎える呉服店です。浴衣を含む着物や帯はもちろん、帯締め、バッグ、草履といった小物類までトータルに取り揃えています。『鈴乃屋』の主力商品は、お祝いの節目に合わせた着物です。「八大祝い着」といって、お宮参り・七五三・成人式・結婚式などの際に、利用いただける商品が数多くあります。特に力を入れているのは、成人式の振袖です。かつて当店でご自身の振袖を購入された方が、娘様の振袖を見に来られることもあります。祖母・母・娘と親子三代で、お手伝いさせていただいているお客様もたくさんいらっしゃいます。このように長きにわたって、お客様の人生の節目に携われることが着物販売の魅力です。

着物販売に興味を持ったきっかけは?

きっかけは、学生時代に一度別の呉服店でアルバイトをしたことです。その時に、「お祝い事のお手伝いができる、やりがいがある仕事だな」と感じました。もともと誕生日などお祝いのお手伝いをすることが好きでしたし、『鈴乃屋』は祝い着に力を入れているので、楽しく働けそうだと思い志望しました。
新卒の場合は入社後合同研修を受けますが、中途採用の場合はお店で実際に接客をしながら、その合間に知識や着付けについて先輩から学びます。新人さんが最初に苦労するのは、お客様とのコミュニケーションだと思います。落ち着いた年代の方がお客様で、即決して購入する商品ではありません。お手伝いできることはないか「御用聞き」して、お客様に寄り添うことが大切です。

H.Kさん

お仕事をしていて嬉しかったことは?

勤め始めてから10年以上になります。嬉しかったことは数え切れないほどありますが、その中でも、「人の記憶に残る仕事なんだ」と強く実感した出来事があります。私がお送りしたお花のポストカードを、あるお客様が大切に保管されていて、「カードが決め手になった」と当店にお越しくださったことです。このカードは、成人式などでお手伝いさせていただいたお客様へ、私が毎年お送りしているものなんです。小さなことですが、続けていて良かったと思いましたし、再びその方のお手伝いができたのが何よりも嬉しかったです。
この仕事のやりがいは、お客様の大切な人生の節目に携わらせていただけること。お客様の心はもちろんですが、私たちスタッフの心にも残る、感慨深い仕事です。

職場の雰囲気について教えてください。

20~60代まで幅広い年代のスタッフが働いています。新人がする、ベテランがするという決まり事はありません。ディスプレイの入れ替えなど何かする時は、「みんなでやる」というのが『鈴乃屋』の良いところです。個性豊かなメンバーで、お互いに学び合いながら、みんなで成長できる楽しい職場です。
着物は、小物を変えるだけで雰囲気ががらりと変わります。年代に関係なく貸し借りができ、親子三代で楽しんでいただけるのが着物の魅力です。実際に働いてみると、好き・興味だけでは知り得ない世界が広がっています。少しでも着物に興味のある方なら、きっとやりがいを感じていただけると思います。

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