「所沢に大きくてきれいな病院があるよ」。わたしがこの病院に入職したきっかけは、看護学校に薦められたその一言でした。以来20年、ずっとこの病院に勤務しています。
最初の配属は精神科。当時は認知症の方と接するのが初めてで、話も通じたり通じなかったりという中でしたが、患者様の思い出話を聞くのは楽しかったですね。あと、わたしの下の名前を覚えてくださったときとか。患者様との距離が近づいた気がして、すごくうれしかったのを覚えています。
スタッフ全員が主役の職場づくりを実践しています。
患者様との距離が縮まったときの喜び
スタッフに望むことと今後の取り組み
現在は内科に移り、看護部主任としてみんなをまとめる立場にありますが、いつもスタッフには冷静な対応に努めるようにと話しています。患者様とそのご家族様との対応ですね。決して相手を不安にさせないよう、落ち着いて行動することを心がけるよう指導を行っています。
また新たな取り組みとしては、ユマニチュードの実践ですね。まだ個人的に行っている段階ですが、実際に効果が出ていますし、今後は勉強会を通して全体に広げていきたいと考えています。
トップダウンではない風通しの良い職場
思うケアのカタチは人によって違うのは当然。ですからそれぞれの意見を大切にし、否定することはありません。必ず実践してから答えを出すようにしています。
より良いケアの方法はトップダウンでは生まれません。スタッフみんなで考え、統一した思いをもって、同じ方向でケアに当たることが大事ですからね。そのため職場は風通しが良く、非常に明るい雰囲気です。ぜひご来院いただいてご自分の目で確かめてください。おそらくわたしが説明するまでもなく実感いただけると思いますから(笑)。
勤続20年