スタッフインタビュー詳細

出産・育児などでライフステージが変わっても続けられる仕事です。

井上 彩美
2011年入職
星の光幼稚園 幼稚園教諭(年少組担任)
園児一人一人の成長に、毎日驚き、感激しています。

短大を卒業後、新卒で〔星の光幼稚園〕に入職しました。当園を選んだ理由は、就活時に園見学で訪れた際に、園児たちが広い園庭でのびのび遊ぶだけでなく、パソコンや英語などいろんな教育カリキュラムがあり、お勉強をしている姿を見て、運動より絵や音楽のほうが得意な私も持ち味を発揮できそうと思ったからです。

入職以来ずっと年少組の担任をしています。入園した4月は、初めて親元を離れ、泣いたり、帰ろうとしたりする子もいて、クラスをまとめるのが大変なのですが、1年が経つころにはすっかり慣れ、できることもすごく増えています。そして年中、年長と上がり、卒園のころには別人のように。この成長を間近で見られるところが、仕事の醍醐味になっています。あと、卒園した子の妹・弟が入ってきて、運動会などでその子が観に来てくれることもあります。私の背を追い抜き「どこのお兄さん、お姉さんですか」というくらい大きくなった卒園生に再会できるのも、同じ園に長年勤めている魅力ですね。
ただ、毎年同じことを教えていても、子どもたちは一人一人違うため、接し方や教え方も変えていかないと通用しません。だから、どれだけキャリアを重ねても、常に模索しながらベストを見つけていく必要があるのです。むずかしいですが、毎年新しい発見があるから楽しくもあります。

育児を経験することで、より園児や保護者様との距離を縮められたように感じています。

私は、産休・育休を経て、当園に併設の保育園を利用して復職しました。以前から、産休・育休から復職する先生がたくさんいましたので、私もそのときはそうなるものと思っていて、スムーズに戻ってくることができました。子育てをしながら働く同期入職の先生もいますし、同じ時期に出産して仕事に復帰している他園で働く短大時代の同級生もけっこういて、お互い近況を報告したりして話せるところは、とても心強いです。仕事のモチベーションにつながっています。

子育てをするようになってから、園児のお母さんたちの気持ちがより一層分かってきた気がしています。これまでも保護者様とはきちんとお話をしてきましたが、実際に母という立場になると、「もう少しこまめに伝えたらお母さんは安心されるのかな」「こう伝えたほうが喜ばれるかな」ということも考えられるようになったのです。さらに、幼稚園での姿だけでなく、「これができるようになったということは、お家でもこれをやってくれているのかな」「これができないということは、お家ではこれをまだやっていないのかな」などその子のお家での様子も想像するようになり、「これができるようになるには、お家でこんなことをしてみてはいかがでしょうか」と保護者様と一緒に考えられるようにもなりました。より深く、子どもたちや保護者様と関わることができるようになっている実感があります。

「いい職場です」と胸を張っていえます。

感激したことは、以前、担任をしていた子が年長組になったときに、その子の保護者様から「先生みたいにピアノを弾けるようになりたいといって、最近ピアノを習い出したんですよ」といっていただけたこと。いつの日か「先生みたいな先生になりたい」といわれたいなぁなんて思っています。
幼稚園教諭としてのキャリアは積んできましたが、突然の対応になるとまだまだあせってしまうことがあります。ですので、臨機応変に的確に対応していけるようになるため、1日の出来事や行事、保護者様とのやり取りなどを可能な限りメモに残し、何かあったときにすぐそのメモを読み返し、スピーディに対応できるようにしています。

私は産休・育休を経て戻ってきていますし、他にも子どもを2人、3人産んで戻ってきている先生もいます。このように、結婚・出産・育児とライフステージが変わっても続けられる仕事ですので、先を見据えて働いていただきたいですね。
新卒や実務未経験でスタートすると最初の1年は覚えることがいっぱいで大変だと思います。でも、私を含め先輩みんながやさしくフォローをしますので心配はいりません。きっと楽しく働けますので、まずは思いきって飛び込んできてください。私は今、この園で働けてよかったと感じています。幼稚園教諭・保育士として働きたい方に、自信を持ってお勧めしたいですね。

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