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インタビュー
INTERVIEW

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INTERVIEW 04

介護老人保健施設 愛

小松 純也

介護スタッフ

2018年入職

小松 純也

INTERVIEW 04

介護老人保健施設 愛

小松 純也

介護スタッフ

2018年入職

安全で楽しい暮らしの実現に向けて。老健ならではの前向きな介護を大切にしています。

インタビュー

特養から老健へ。ワークライフバランスのよい職場で、学びを深める日々です。

専門性を磨きながら人の役に立てる仕事に就きたいと考え、介護の道に進んでから10年以上が経ちます。以前は、都市部の特別養護老人ホームに勤務していましたが、在宅復帰を前提とした介護に興味が湧き、介護老人保健施設への転職を決意。子どもの誕生を機に、妻の実家近くで仕事場を探していたところ、当法人に勤める知人に愛を紹介されました。9時から17時にかけての日勤帯で勤務できる日数が多いうえ、残業がほとんど発生しないのは、幼い子どもがいる私にとってありがたい限り。一方では利用者様の人となりや行動の特性について、先輩方からていねいなアドバイスを受けており、老健ならではの介護のあり方を存分に学ぶことができています。

インタビュー

施設を出た先での自立を見据えて。個性を念頭に置いたケアを心がけています。

一般棟と認知棟に分かれてサービスを提供する当施設。私は認知症を抱えるお年寄りが対象の認知棟に所属し、利用者様の日常生活を全般的にサポートしています。担当の利用者様は50名ほど。前職よりも施設規模が大きくなった結果、少しでも効率的なケアを追求しようという思いが、以前にも増して強まりました。特養と老健を比較してみると、施設としての目的の違いから、介護の進め方には異なる部分も。たとえば食事の時間には、すべてを介助しようとはせず、可能な動作はご本人にお任せすることで、自立性の維持・向上に努めています。もちろん絶対に無理をさせてはいけないので、利用者様の状況に合わせて臨機応変に対応を変えるように心がけています。

インタビュー

利用者様の毎日を支えている実感が、さらなる成長へのモチベーションです。

施設での暮らしを安全かつ楽しいものにすることが、私のモットーです。トイレ誘導ひとつを取っても、立位が不安定な方は転倒の不安を感じさせないようしっかり支えたり、こちらの呼びかけに拒否が見られるときには時間を置いてみたり。自らの介護観をさまざまな工夫という形で実践に移すなかで、利用者様から「ありがとう」のひと言をちょうだいしたときは、やはり非常にうれしいものです。また、ご家族からも感謝の言葉を伝えられることがあり、自分の仕事が誰かの役に立っているのを肌で感じることができています。今後も多くの利用者様との関わりを通して、知識・技術の両面で介護の質を向上させ、快適な入所生活へとつなげていきたいですね。

働く先輩に質問

もっと知りたい! 北摂三田福祉の里

仕事をしていてうれしかったことはなんですか?

利用者様のうれしそうな表情を見たときの喜びはひとしおです。以前、ある利用者様と一緒に、ショッピングセンターに出かけたことがありました。買い物をしたり、アイスクリームを食べたりして過ごした数時間の間には、何度も笑顔を目にすることに。もともと外出を強く希望されていた方だけに、喜んでもらうことができて本当によかったと感じました。

職場の雰囲気を教えてください。

当施設には20名ほどが勤務。私と同年代の職員も数名在籍しており、全体的に仲のよい職場だと感じています。入職して間もないころの私は、利用者様についてわからないことばかり。しかし、ベテランの先輩が一人ひとりの顔やお名前、性格などを優しく教えてくれたおかげで、不安は解消されていきました。学ぶべき部分はまだまだたくさんあると思います。

どのような方に適した職場ですか?

在宅復帰までの過程を、利用者様に寄り添って学んでいくことができるので、自立支援を見越したケアに関心のある方にとっては、非常に働きがいのある職場です。また、有給休暇の消化率が非常に高く、長期のリフレッシュ休暇が付与されるなど休暇制度も充実。私のような小さな子どもがいる方でも、家族との時間を大切にしつつ働くことができるはずです。

SCHEDULE

ある1日のスケジュール

17:00

出勤

夜勤の場合は、この時間に出勤。日勤の職員から申し送りを受け、利用者様の日中の過ごし方や体調などについて情報を共有します。

17:30

食事介助

夕食の介助にあたります。食事の動作に難がある方への補助のかたわら、比較的体の自由が利く方には可能な限り自力での摂取をうながすようにしています。

18:30

排せつ介助

排せつ介助を行います。夕食後、すぐトイレに行きたいという利用者様もいらっしゃるので、個別対応が必要です。

19:00

更衣介助・臥床介助

パジャマに着替えていただき、就寝を希望される方はベッドに誘導。必要に応じて移乗介助を行います。

21:00

フロア巡回・ケース記録

21時を目安に、ほとんどの利用者様が就寝されます。その後は、1時間おきに居室を巡回し、利用者様に変わった様子がないかなどを確認。その合間に、利用者様の食事量や夜間の状況などを記録します。

22:50

排せつ介助

23時前をめどに、排せつ介助に入ります。必要であれば、パッドやおむつの交換を行うことも。排せつの回数や量の多い方には、その後も何度かに分けて介助にあたります。

翌1:00

仮眠

夜勤は3名の職員で担当しており、順番に2時間ずつ仮眠を取ります。23時から翌1時、1時から3時、3時から5時の3パターン。この日は2番目でした。

5:00

排せつ介助・離床介助

全員の排せつ介助を行います。この時間帯に起床される利用者様もいらっしゃるので、移乗の介助を行うことも。

7:00

食事介助

夕食の際と同様に、利用者様個人個人に合わせた介助にあたります。

9:00

退勤

早出の職員に申し送りを行い、退勤します。お疲れさまでした。

小松 純也
PROFILE

プロフィール

小松 純也

小松 純也

介護老人保健施設 愛

介護スタッフ

2018年入職

2ヶ所の特別養護老人ホームに合計10年ほど勤務したのち、介護老人保健施設 愛に入職。若手職員のひとりとして、認知症専門棟で活躍している。オンとオフが切り替えやすい職場環境が気に入っており、家族で過ごす時間もじゅうぶんに確保できているそう。

取材:2019年12月