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INTERVIEW 03
三田楽寿荘
調理員
2017年入職
INTERVIEW 03
三田楽寿荘
調理員
2017年入職
子育てがひと段落したのを機に、調理に携われる仕事を探していたところ、目に留まったのが当法人の調理員募集です。自宅から無理なく通勤できる範囲に職場があったことに加え、充実した福利厚生に惹かれる形で、入職を決めました。前職で調理師経験があったものの、10年以上主婦業に専念していたこともあり、生活サイクルが整うまでは苦労する場面も。しかし、周囲の調理員たちのサポートや、ひとつのチームのような一体感がある厨房の雰囲気に支えられ、少しずつ現場感覚を取り戻していくことができました。仕事中だけでなく、お休みなどシフトの面に関しても、協力しあえる関係ができており、現在も家庭と両立しながら働き続けることができています。
北摂三田福祉の里の敷地内にある全施設の利用者様と職員へ食事の提供を行うのが、私たち調理員の仕事です。厨房内では、下処理、調理、洗浄という工程ごとに業務を分担。自分の役割はきちんと果たしつつも、手が足りていないパートはお互いに助けあい、臨機応変に調理を進めていきます。一度につくる量は、昼食であればおおよそ300食。おいしさを追い求めながら、決められた時間内に作業を完了させるのが大原則です。そこで食事の時間には、各施設へ配膳のお手伝いに向かうことも。検食を担う職員からの意見や感想も大切にしていますが、利用者様がうれしそうに食べているところを直接見られるのは、やはり調理を手がける立場にとって大きな喜びです。
私たちがつくる食事は、利用者様の命を支えるもの。やりがいを感じる一方で、安全性に対する責任感もおのずと高まります。普段から特に留意しているのは、少しでも飲み込みやすい状態の料理を提供すること。刻み食やミキサー食を準備する際には、わずかなかたまりも見逃さないよう入念にチェックしています。また、毎日の献立は管理栄養士が組み立てますが、高齢の方がのどに詰めやすい食材があれば変更を提案することもしばしばです。その意味でも月に一度、厨房会議の場が設けられているのはありがたいですね。栄養士と調理員の間で意思疎通を図り、実務を担う側からの意見が反映されていく過程にも、チームワークのよさを実感しています。
現在は、男性5名と女性10名の計15名でシフトを共有しています。年齢層は、40代から60代が中心。子育てをしながら働いている方や、すでに子育てを終えた方が多くいるので、育児や家庭の事情について非常に理解のある職場だと感じています。長く在籍する先輩からは効率的に調理を進めるコツを教わることもあり、自宅での料理にも活用しています。
年2回の職員旅行やリフレッシュ休暇、さらには年3回の賞与など、福利厚生が整っているのは、仕事復帰にあたっても心強いことでした。私の場合は、リフレッシュ休暇を3人の子どもの学校行事に充てており、毎回必ず出席しています。家族が急に体調を崩した際にも、周囲の方に勤務を調整してもらって休暇を取得できるので、非常に助かっています。
柔軟なシフトを組むことができるので、仕事と家庭の両立を考えられている方にはぴったりの職場だと思います。勤務体系としては、早出・日勤・遅出の3パターンを輪番制で担当。事前に伝えておけば、希望休を取得することも可能です。場数を重ねることで調理のコツもつかめてくるので、経験にかかわらず気負うことなく働き始められると思います。
9:00
厨房全体で当日のメニューを共有し、調理員同士で体調や服装をチェックします。
9:05
当日分の下処理と並行して、昼食の調理を開始します。時間内に食事が提供できるよう、下処理はこの時間帯に一気に済ませます。
10:00
各施設の担当者が、刻み食やゼリー食といった特食を受け取りに来るのに先立ち、お皿への盛りつけを終えた状態にし、保温庫や冷蔵庫に保管しておきます。
11:00
配膳用の食缶がカートに載せられ、各施設へと運ばれます。配膳のお手伝いをするため、各施設へ訪問することも。
11:45
45分間のお昼休憩を挟みます。
12:30
昼食で使用された大量の食器やトレーを洗浄します。
14:45
15分間の休憩です。
15:00
夕食に向けて調理を再開します。
17:00
夕食の配膳は遅出の職員が担当。日勤の瀬戸さんは、この時間に退勤します。お疲れさまでした。
瀬戸 直子
三田楽寿荘
調理員
2017年入職
前職も調理師として病院に勤務し、10年以上のブランクを経て当法人に入職。より安全性の高い食事の提供を徹底すべく、効率性を追及しながらもていねいな仕事を心がけている。おすすめの献立は麻婆豆腐とのことで、利用者様や職員からの評判も上々だそう。
取材:2019年12月