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インタビュー
INTERVIEW

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INTERVIEW 01

三田楽寿荘

細見 則之

介護スタッフ

2008年入職

細見 則之

INTERVIEW 01

三田楽寿荘

細見 則之

介護スタッフ

2008年入職

その人らしい生き方を支える営みは、利用者様からのたくさんの学びに満ちています。

インタビュー

充実した時間を過ごしていただくために。第一に意識すべきは笑顔です。

特別養護老人ホーム・三田楽寿荘で働き始めて、10年以上になります。館内は1階と2階にフロアが分かれており、満床になると90床の規模。私はそのうち、比較的自立された方が多い2階の利用者様を担当しています。日常生活における全般的なサポートだけでなく、少しでも楽しい時間を過ごしていただけるように働きかけるのが、私たちの務め。ここ数年は、長期休暇の期間中も帰宅されない利用者様が多い実情もあり、施設内での充実感がいっそう重要になっていると感じています。そのような思いから、以前にも増して笑顔のコミュニケーションを意識するように。介護に携わる側が楽しげに接することが、利用者様の実りある時間につながると信じています。

インタビュー

踏み込んだ関係性を構築することで、人生に寄り添う介護を行いたい。

さまざまな人生を歩まれてきた方が暮らす楽寿荘。その人らしい毎日を実現することは、介護スタッフが果たすべき大きな役割です。私自身も「この方に対しては敬語で」「この方は多少砕けた親しみやすい態度で」といった具合に、過去の生活歴にじゅうぶん配慮して、一歩踏み込んだ付き合い方を心がけています。とはいえ、介護を通して長い期間関わってきた利用者様を看取っては「この施設で最期を迎えて、本当に幸せだっただろうか」「もっとできることがあったのでは」と思い悩むことはよくあります。身内以外の誰かを看取ることは、普通であればあまり体験しえない状況。そんな経験を重ねるごとに自らの介護を振り返り、多くのことを学び取っています。

インタビュー

同じ道を歩んできたぶん、新人の気持ちをくみ取ったていねいな教育を。

私自身、まったくの異業種から介護職に転職し、10年近く働いてから三田楽寿荘に移りました。入職直後は、以前の職場とのルールや取り組みの違いに戸惑う部分もありましたが、すぐに意見を投げかけるのではなく、何年かキャリアを重ねてからにしようと決心。そんな経緯があるだけに経験者と未経験者、どちらの気持ちもよくわかります。そのため、新人を教育する際には、まずはこちらが話を聞くようにするなど、共感する姿勢を大切に。利用者様の命をお預かりする以上、ときには厳しく伝えるべきこともありますが、とにかくていねいなアドバイスを心がけています。先輩の立場から指導するというよりも、同じ視点で一緒にがんばっていけたらと思いますね。

働く先輩に質問

もっと知りたい! 北摂三田福祉の里

入職のきっかけを教えてください。

私が介護業界に飛び込んだのは、前職でのことです。今後も長くこの仕事を続けていくうえで、より安定して働ける環境に身を置きたいと考えるようになったのが、楽寿荘に転職した動機。法人規模の大きい枚方療育園の系列施設ということもあり、安定した昇給に恵まれていることや、福利厚生が多彩に取り揃えられている点には、いまも満足しています。

職場の雰囲気を教えてください。

入職当初は男性職員が少ない印象がありましたが、現在では全体の4割ほどを占めるまでに。同性の活躍は、私にとっても大きな励みになっています。性別やキャリアの違いに関係なく、困ったことがあれば手を取りあえる人間関係があるのは心強い限り。長期休暇を取得する際にも、お互いに譲りあうような雰囲気があり、居心地のよい職場だと感じています。

福利厚生面はいかがですか?

当法人の福利厚生は、非常に充実しており「ここまでしてもらっていいの?」というのが、率直な感想です。子どもが幼いころにはリフレッシュ休暇を活用して、北海道や沖縄など遠方に出かけるのが毎年の楽しみでした。永年勤続旅行では、入職5年目にグアムへ。家族の思い出をたくさんつくることができたので、本当にありがたいなと思っています。

SCHEDULE

ある1日のスケジュール

9:00

出勤・申し送り

日勤の職員は、この時間に出勤。夜勤明けの同僚から、利用者様の状況や食事量などについて報告を受けます。

9:15

入浴介助

15名ほどの利用者様に対して3、4名の職員が付き添い、入浴介助を行います。

11:00

食事介助

職員自らが食事を取り分け、デイルームに来られた方から順に配膳。食事介助に入ります。温かいものは温かいうちに提供することを大切にしています。

12:45

休憩

お昼休憩を挟みます。

13:45

排せつ介助

トイレ誘導やおむつ交換など、利用者様一人ひとりに合わせた形で排せつをサポートします。

14:00

見守り

排せつ介助をほかの職員に任せ、デイルームへ。生活リハビリに取り組む利用者様を見守ったり、歌や書道といったレクリエーションを一緒に楽しんだりします。

15:00

ケース記録

利用者様の様子を随時確認しながら、その日のケース記録を作成。引き継ぎの準備作業を進めます。

17:00

申し送り・退勤

日中のケアの状況を夜勤の職員に共有すると、退勤。今日もお疲れさまでした。

細見 則之
PROFILE

プロフィール

細見 則之

細見 則之

三田楽寿荘

介護スタッフ

2008年入職

測量士から介護畑に転じて20年。特別養護老人ホームひと筋で、多くのお年寄りと接してきた。当法人へ入職したのは、より安定して働ける環境を求めてのこと。自らの経験を踏まえた職員教育を実践しつつ、特養における利用者様との関わり方を見つめ続けている。

取材:2019年12月