Nさん
INTERVIEW 03

なにより、笑顔が一番。
壁を感じない接し方が理想です。

Nさん
介護福祉士
枚方総合発達医療センター(1病棟) / 2009年入職
働くことで気がついた自分に向いている仕事。
Interview もともと人の役に立つ仕事がしたくて、小さいころは看護師になるのが夢でした。人の縁があって高校を卒業後に枚方総合発達医療センターの看護助手として働き出したときも、看護師と一緒の職場にいるというのがうれしかったです。入職当初は看護師へのあこがれが大きかったですが、徐々に介助職へ興味がシフトしていきました。心境が変化したのも、利用者様と接する楽しさを知れたからです。お食事に気乗りがしない利用者様が、あるときから私が介助をする際には食べてくれるというような、心を開いてくれたのかもと思える瞬間があるとうれしくなります。深い関係を築いていくなら、やはり接する時間が長い方がいいですし、それなら介助職が最適です。10年以上続けてきて、いまではこの仕事こそ自分に向いていると思っています。
利用者様とは言葉でなくとも通じ合える。
Interview 当センターで働く前は、重症心身障害者施設という言葉すら知りませんでした。どういうところなのかの説明を聞いて最初に感じたのは、意思疎通の不安です。うまく話せない方とどのようにコミュニケーションを取ればいいのか心配しましたが、結果的には何の問題もありませんでした。というのも、表情と声のトーンでどういう気持ちなのか理解でき、「あ」という声を発していただくだけでも、なにを伝えてくださっているのかがわかります。その意味では、私が担当する1病棟の利用者様はコミュニケーション能力が高い方が多いです。感情を表に出せない方であっても、興味を持って観察していれば、かすかに眉間にしわが寄ったり、口角がわずかに上がったりと、ちょっとしたところにお気持ちを読み解くサインが出ているので、細かい反応をみんなで共有し合いながら理解を深めています。
私にとって枚方総合発達医療センターは第二の家。
Interview 利用者様にとって当センターは生活の場であり、ご自身の家のようなものだと思います。だからこそ、家族のような存在でありたいというのが私の想いです。出勤する際も、いつも「ただいま」という気持ちでいます。新しく施設へ入居される方にも、ご自宅のようにくつろいでいただきたいので、細かい情報収集は欠かせません。なにが好きで、なにがきらいで、どういうときにどういう反応をするか、これまではどういう暮らしをされてきたかをご家族様にお聞きしますし、ときにはケアワーカーの方を通じて以前にいた施設での情報もヒアリングしています。利用者様がこちらに来られた際は、好きな音楽を流すなど、これまでの環境と変わらないようにして安心していただけるように心がけています。すべての利用者様に1日1回は笑ってもらいたいというのが私の信条で、積極的にコミュニケーションを取り、愛着のある施設をみんなの笑顔で満たしたいです。

SCHEDULE

8:50
出勤、申し送り
9:00
排泄介助、更衣介助
10:00
水分補給、清拭
11:00
昼食の介助
12:00
排泄介助
13:00
休憩
14:00
個別支援計画に療育活動
15:00
おやつの介助
15:30
排泄介助
16:00
支援記録の作成
16:50
退勤

QUESTION

職場の好きなところを教えてください。

職員食堂の料理が、すごくおいしいので気に入っています。もう1日の栄養を、ここで摂っていると言っても過言ではありません。それに、年2回ある職員旅行も働く楽しみのひとつです。1泊2日が基本ですが、近年では日帰りも選択できるようになったので、家庭と両立しながら参加しやすくなりました。

福利厚生について教えてください。

施設内にある保育所には、ずいぶん助けられました。お昼ごはんはもちろん、遅番になったときは夕ごはんまで提供してくれます。いつもそばに自分の子どもがいるというのも安心でした。とても便利で利用しやすいので、職員の子どもたちの大半は保育所に預けられ、すくすくと大きくなっています。

今後の目標を教えてください。

実際にはむずかしいですけど、壁を感じないケアを目指しています。気持ちが通い合うことが重要だと思っていますので、与えられた仕事をただこなすだけではなく、どれだけ利用者様に興味を持てるかが重要です。まるで身内のような感覚で接していただけるように、これからも積極的に関わっていきます。

Nさん
Nさん
介護福祉士 / 枚方総合発達医療センター(1病棟) / 2009年入職
2009年に看護助手として入職。経験を積んでいく中で介助職の面白さに目覚め、2014年に介護福祉士を取得する。利用者様の個別支援に関わり、その方の個性を尊重したケアに取り組む。現在はサービス管理責任者の研修を受けるなど、さらに活躍の幅を広げている。
インタビュー:2022年12月

RECRUIT

05

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