スタッフインタビュー
利用者様にとってより良い施設でありたい。アイデアを実現してくれる仲間が集まっています。
マネージャー 介護福祉士 ハッピーデイサービスセンター 2010年入社
辰野 眞理
当社にはグループ全体で利用者様を支えられる強みがあります。
最大35名の利用者様を受け入れられる『ハッピーデイサービスセンター』のマネージャーとして、利用者様・スタッフの管理や職場環境の整備、サービスの向上などに努めています。デイサービスというのは居宅と入所施設の中間にある存在で、住み慣れた住居でいつまでも暮らしていただけるようにいかにケアをしていくのかが私たちの課題です。
マイホームで暮らし続けるためには、利用者様のご家族様に対するケアも欠かせません。通常デイサービスは夕方には終わってしまうため、当センターにも「急な用事ができて帰りが遅くなるからケアができない」といったご家族様からのお声も寄せられていました。そのお悩みを解決できるように、2018年度より立ち上げたのが“お泊りパック”というサービスです。
これはショートステイのような感覚で宿泊し、次の日のデイサービスまでセットになっているサービスで、保険適用外ですが非常に好評で新規の方のお問合せもたくさんいただいています。地域の方のニーズをうまく取り込んだサービスを実現できたのは、グループ全体で協力できる当社の体制にあります。
“お泊りパック”のアイデアを考えたときに問題となったのは、宿泊場所です。代表取締役にその相談をすると一緒になって考えてくれ、グループ内にある「有料老人ホーム ハッピーガーデン京西」の一室を利用しようという話になりました。ハッピーガーデンの管理者も快諾してくれ、「逆に早番の時間帯に働くスタッフが足りていないため、解決できないか」と相談を受けました。その話を当センターのスタッフたちにすると、「それでお泊りパックが実現できるのであれば、がんばります」と力強くうなずいてくれ、スムーズにサービス開始にこぎつけました。これだけうまくいくのも、みんなが利用者様のためにできることはないかと常に考えている結果だと感じます。
施設に関わるすべての人が生きがいを持てる施設でありたい。
当センターには設立時からのスタッフも多数残っており、真摯に利用者様と向き合っています。日頃の会話はもちろん、送迎も介護職スタッフが自ら行うなど家族のように寄り添い、細かい変化を見逃さない姿勢を全員が持っていて、以前もある利用者様の排尿時に、いつもの色との違いに気が付いた違和感をご家族様にお伝えしたところ、大きな病気の早期発見につながり感謝されたこともありました。
わたしは、スタッフに恵まれていると感じますし、いつまでも一緒に働いていたいので、管理者として働きやすい環境づくりを大事にしています。例を挙げれば、プライベートとのバランスの配慮です。現在、幅広い年齢の女性が在籍しており、小さな子どもを抱えるスタッフもいますので、土曜日休みなども考慮しています。子育て経験者が多くいるため理解が深く、周りも協力してくれます。ベテランスタッフの場合は、体力面を考慮。「カバーできるから無理はしないで」と伝えて希望休を入れてもらっています。それぞれのライフスタイルに合わせて休みを取得するようにしていますが、トラブルになることはなく、みんな自主的にお互い様の精神で譲り合っています。このあたりは、介護職の仕事の根底にある「相手を思いやる」という良さが出ているのだと実感しています。
また当センターでは、フラダンスやゴスペルなど地域のボランティアの方の発表会が多く、シニア層のサークル活動も珍しくありません。発表の場に立てば反応も返ってきますし、それが活動の励みにもなるので、終わったあとによく「今度はいつにしましょうか」と逆にオファーをいただきます。利用者様も、ボランティアの方も、スタッフも含め、地域の方の生きがいを創出できる場づくりをこれからも進めていきます。