スタッフインタビュー詳細

正解がないから、おもしろい!悩みやつらさも楽しみに変える介護!私たちと一緒に感じましょう・・

梶川 操
特別養護老人ホーム大阪老人ホームうえだ
介護職 チーフ 
2007年入社
実習生として来た施設で11年。チーフになり、介護業務の他に職員の指導・育成なども行なっています。

アクセサリー関係の専門学校を出て百貨店で洋菓子の販売をしていたとき、祖父がアルツハイマー型認知症に・・。「家族の中で誰か介護の知識をもっていれば」と24歳の年に介護の専門学校に入り、介護福祉士の資格を取得しました。最初の実習先としてお世話になったのが、「大阪老人ホーム」です。初日に不安でいっぱいだった私に実習生の取り組む姿勢や習得度を見て実習内容を考えて頂いたことや、指導者の方がとても親切で沢山のことを学べたという印象が強く残り、就職するならと考え「聖徳会」しか受けませんでした。入職後は「大阪老人ホーム」に配属され、「大阪老人ホームうえだ」が完成してからは、約9年間は「うえだ」に勤めています。
当施設はユニット型の特養で、1フロア2ユニット×5フロアあります。私は日々の介護業務に加え、チーフとして職員の指導・育成や、他のフロアチーフや多職種との連携役も担っています。指導・育成については、新人だけではなく中堅職員をどう育てていくのかなど、サブチーフと共に悩みながら取り組んでいます。職種間連携についても「難しいな~」と思うことも多々あり、そんな時、「しっかりしないとダメやな~」と弱音を吐いていると、施設長を始め上司から「大丈夫、大丈夫、あなただから出来る」と嬉しいエールを贈られています。

伝えるより感じてもらうのが一番。介護のおもしろさを自分で見つけるまでは続けてほしい。

最期までその人らしく支えるという介護は難しい仕事だと思いますが、ご利用者の笑顔だけではなく自分だけに見せてくれる自然な表情や、言いにくいことを言ってくれたりする時など、信頼されていると感じることも多く、その時にはとってもうれしくなります。特養は自分の想いを言葉にできない方も多いため、ご利用者の代弁者である介護職が、代わってご家族など周囲の方に伝えます。
チーフとして悩むことも多いです。悩むこともありますが、介助方法の変更や業務のスリム化などご利用者のためになることをフロアのみんなで話し合って何らかの形で成果が出たとき、心から「嬉しい」とやりがいを感じますね。逆に失敗もありますが、そんなときももう一回考えようとみんなで悩んだり、私がいなくてもフロアのみんなが考えて動いてくれていると「成長してる。良かったなぁ」と思います。
介護は人が好きなら誰でもチャレンジできる仕事だと思いますが、元気に挨拶ができて勢いのある、積極的な方に来てほしいですね。後は、悩み、つらさ、楽しさ、喜び、全部ひっくるめての介護職なので、続ける勇気を持つことができたら、他の仕事では味わえない「やりがい」を得ることができます。介護の現場は正解がありません。だから何でも正解じゃないかって思います。私が提供した介助でご利用者が笑顔になったら、それが正解。自分で正解を見つけられて、それを一緒に働く人たちと共有できることが、おもしろさに繋がっていると感じます。それが分かってきたら、自分の仕事を誇りに思えます。介護の楽しさは、やってみないと分からない、やってみても直ぐには分からない。だから感じてもらうのが一番。ぜひ経験して実感してほしいと思います。

頑張れる職場環境だから、これからも現場に携わりご利用者と関わっていきたい。

どんな仕事でも辞めたい時期は来ると思いますが、1人じゃない、誰かが認めてくれると思えたら、続けられるのかなと思います。5年目くらいのとき、休みの日も仕事のことを考えてしまって体調を崩したことがありました。でも、当時の施設長や課長がすごく親身になって体調面・精神面を気づかってくれて・・。半月ほど休ませてもらってから、出勤できたときも快く受け入れてくれ、本当に嬉しく「ありがたいなぁ」と思いました。新たに入職した方には自分が新人だった頃の話をするのですが、「私も新人のころはいっぱい泣いてたよ」と言っても信じてもらえないんです(笑)。私も入職した当初はチーフは何でもできて完璧だと思っていたけれど、チーフになった今、同じ人間だし同じように悩みも多いと痛感しています。そうした時、新人たちの新鮮ではつらつとした姿を見ると頑張って欲しいなと思うとともに、私も頑張らなければと身が引き締まります。
常勤スタッフは月9回の休みは絶対ですし、有休も積極的に取っていく方針なので、希望が出たら全フロアで協力して取れるように調整しています。休みがあるから頑張れる仕事だと思うので、ボランティア残業を無くすことはもちろん、通常の残業もできる限り少なく抑えています。もちろん、産休・育休もしっかり取れますし、その辺はきっちりとしていますね。給与面や諸手当も充実しているところもいいですね。
新人が入ってくる度にその方に合った育成方法が求められています。そのためには、コミュニケーションを図り理解し合えることを大切に取り組んでいきたいと思います。私自身は、だんだんと見守る立場になっていますが、できるだけ現場に携わってこの仕事を続けていたいです。やっぱりご利用者やスタッフがいる現場が一番楽しいので・・!

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