• Profile

    • 代表取締役社長
    • 1995年 入社
    • 奥野 芳昭
    経験より意欲を重視。
    挑戦する気持ちが大切です。
  • 代表取締役社長・ 1995年 入社・ 奥野 芳昭 の インタビュー詳細

    略歴

    コンピューター関連の会社勤務を経て、1995年に入社。生産管理システムの開発に携わる。2002年の専務就任以降は製品開発にも力を入れ、2010年にゆるみ止めナット「E-LOCK」を開発する。2017年12月に社長へ就任。時代に即した経営を行いながら、さらなる発展に挑み続けている。

経験より意欲を重視。
挑戦する気持ちが大切です。

Profile

  • 代表取締役社長
  • 1995年 入社
  • 奥野 芳昭

代表取締役社長・ 1995年 入社・ 奥野 芳昭 の インタビュー詳細

略歴

コンピューター関連の会社勤務を経て、1995年に入社。生産管理システムの開発に携わる。2002年の専務就任以降は製品開発にも力を入れ、2010年にゆるみ止めナット「E-LOCK」を開発する。2017年12月に社長へ就任。時代に即した経営を行いながら、さらなる発展に挑み続けている。

01.

まずやってみるという姿勢が、より良い未来を築くきっかけになります。

私が入社した当時、製造業界は安価な海外製品に押され、斜陽産業と呼ばれていました。ステンレスナットのメーカーとして地道に実績を積み重ねてきた当社もそのあおりを受け、下請けがメインになった時代もあります。しかし、リーマンショックを機に局面が一変し、より苦しい状況に立たされてしまいました。そのときに、規模縮小という判断もありえたのですが、逆に製品開発に注力して下請けからの脱却を図ったのです。幼いころより間近で見てきたものづくりの現場への想い、あらゆる生物が内包する遺伝子や銀河系と同じように「らせん状」の構造を持つネジへの想い、それらの要素が私を動かしました。順風満帆だったわけではありませんし、反対意見があがったのも事実です。しかし、やってみなければわかりません。やるからこそ、どうすれば成功に導けるかを真剣に考えるわけです。必死になって取り組んだ結果、誕生した「E-LOCK」は「大阪ものづくり優良企業賞2012」を皮切りに、数々の賞を受賞。自動車業界の顧客獲得の道を切り拓いてくれ、業績も当時と比べると倍以上になりました。

02.

会社は白いキャンバス。いろいろな色を集めてすばらしい絵を描きたい。

当社で長く活躍してくれている社員は、それぞれが確固たる価値観を持っています。個性というものは、ときに衝突を生むことがあるかもしれません。しかし、人に流されない部分を持つというのは、ある意味ではこれ以上にない強みです。私としては、その部分を伸びしろだと捉えています。せっかくの突き出た部分をなくしてしまうのではなく、たくさんの経験を重ねていくことで軋轢を回避できるようになれば、より大きく成長できるはずです。そのために、感謝の気持ちも忘れてはいけません。お客様に、上司に、部下に、ご両親に、だれかがいるおかげで自分の居場所があることを意識すると、おのずと行動も変わってきます。また、専門的な業界ですが、必要なことは入社後に覚えられるので、意欲さえあれば大丈夫です。知識がない状態でも、真剣に仕事と向き合えば、壁を乗り越えるための知恵が出るようになります。少しでも興味を持たれている方は安心して飛び込んできてほしいですね。

03.

新しいステージへ向かう会社の屋台骨となってほしい。

立ち上げ当初の『大阪フォーミング』は、バネをつくっていました。そこからステンレスナットに挑戦し、ゆるみ止めナットに挑戦し、いまがあります。時代とともに形を変えてきた歴史を持ち、現在も新しいステージに向かって突き進んでいる最中です。いま力を入れているのは、品質保証の分野。製品の持つポテンシャルを把握し、その性能をどういう風に活用できるかを考えることで、航空宇宙産業などこれまでお付き合いのなかった業種への取引拡大を目指しています。まだ見ぬ未来の会社を形づくるのは、これから入社される社員たちです。ぜひ、いろいろとチャレンジしてほしいと思います。ときには行き詰ることもあるでしょうが、それを失敗とは呼びません。うまくいかない事例を経験しただけです。事例が積み重なるほど、成功に近づくわけです。ぜひあきらめずに、粘り強く取り組んでください。また、今後の会社の代表については世襲制を考えていません。だれもが経営の手綱をにぎるチャンスがあります。だからこそ、職種を問わず経営者の目線を持って行動してほしいのです。常日頃から未来に備えて準備しながら、一緒に会社の発展を楽しみませんか。