スタッフインタビュー詳細

アットホームなえんぴつの家は、まさに私の第二の家です。

堀 美恵子
自立センターあづま
生活支援員
2010年入社
「明るく・楽しく・元気よく」がモットーです。

入職の決め手となったのは、自宅から近くて土日祝が休みで9時~17時の仕事だから。当時、実家が銭湯をしていたので、できるだけ早く帰って手伝いたいという思いもあり、条件面から「自立センターあづま」を選びました。
利用者の方の服の着脱やトイレ、食事、歩行など、日常生活をサポートすることが私の仕事です。ご自身でできる方はできる限りご自身でしていただいて、難しい部分をサポートしています。仕事をするうえで大切にしているのは、まず自分自身が、明るく・楽しく・元気よくいること。大学を卒業するときに「あなたは社会に出ても、明るく・楽しく・元気よく頑張りなさい」とゼミの先生からいただいた言葉がずっと心に残っていて、毎日ポリシーにしています。自分自身が楽しくないと利用者の方も楽しい時間を過ごせないと思うので、シンプルですが何年経ってもいい言葉だなと思っています。
「あづま」のスタッフは、男女が半々くらいで20代から60代まで、みんな明るくて個性的で面白い方が集まっていると思います。私は今9時30分~16時30分の短時間勤務をさせてもらっていますが、行事準備や会議などがないと、基本的には定時で帰ることができるかと思います。

非言語のコミュニケーションから、言葉にならない喜びが生まれる。

最初の1~2年は利用者の方の言いたいことや考えを読み取ることがすごく難しくて、大変な思いもしました。答えを出すためにはやはり関わっていかないといけない。土足で利用者の方のふところに入って行くことも時には必要で、先輩にアドバイスをもらいながら、何度も当たって砕けて、よく泣いていましたね。しかし「ここで挫けてたまるか‼」という気持ちで乗り越えてきました。3年目くらいからですね、少しずつ楽しくなってきたんです。言葉がなかなか出ない利用者の方が多いので、言葉が難しいときは目線やジェスチャーといった非言語の部分すべてを使ってコミュニケーションを図ります。たとえば何か大事なことを伝えないといけないときは目の色を変えて、楽しいときは全身で喜んで女優になったつもりで少し大げさに表現して伝えるんです。こちらの気持ちが伝わり利用者の方の気持ちが分かったとき、1つになれたと思う瞬間が、それこそ言葉にできないうれしさがあります。

子どもを持ち、親の気持ちや先輩のアドバイスが心から分かるように。

これからの目標は、福祉のスペシャリストになること。ケアマネジャーといった資格も取りたいですし、今は成人の方対象の施設にいますが、障害児の分野にも興味があるので、そちらの資格の勉強もしたいなと考えています。
えんぴつの家に入ってもうすぐ10年。その間、結婚して出産し、親になる前と後では世界の見え方が変わりました。子どもを産んで自分が親になったことで親の立場が理解できるようになり、親御さんの気持ちや先輩方から教わっていたことが本当の意味で分かったんだと思います。親御さんへのアプローチのし方や利用者さんの支援のあり方について分かったこともたくさんありました。産休・育休を2回ずつ、合わせて3年半近く休暇を取らせてもらった法人にも感謝したいです。妊娠中は体調が優れなくてしんどかったのですが、それを2回も経験して復帰して、ひと言では語り尽くせない「堀美恵子ストーリー」をともに過ごし、受け入れてくれた第二の家と言っても過言ではありません。そんなアットホームな場所なので、新しい方にとってもきっと温かい第二の家になると思いますよ。

一覧ページへ