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高校を卒業し、6年ほど経理事務所に勤めていました。その後、アルバイトを転々としているときに、先輩からデイサービスの職を紹介してもらったのが、介護に携わるきっかけに。福祉そのものに興味はあったものの、自分自身が業界で働くことになろうとは、思ってもみませんでした。しかし、実際にデイサービスセンターで勤務を始めてみると、意外なほど自分に合った職業だということが分かってきました。もっと利用者さんと関わりたい。深くお世話がしたい。『ビアンエトール恭愛』が運営する特別養護老人ホームに転職したのは、そんな思いがあったからです。経理事務所を退職してからの仕事はどれも長続きせず、パチンコ店が長くて2年くらい。介護はもう6年ほどになるので、一番長く続いています。

入社から5年間は3階フロアに所属していましたが、この4月から4階南フロアに異動しました。仕事内容は変わらず、食事・排せつ・入浴等、利用者さんの生活全般のお世話です。勤務体系には、早出、日勤、遅出、夜勤があり、日替わりの日勤リーダーに当たっている場合は、書類作成などの業務も担当します。日勤リーダーは社員の役割。私自身も務めることがあります。

オムツ交換や食事介助などを終え、利用者さんから「ありがとう」の言葉をいただくことが、何よりのやりがいです。また、私は気分が落ち込んでいる利用者さんを見かけると、積極的に笑わせようとすることが多いのですが、その際、笑顔で感謝の気持ちを伝えられると、こちらまで笑顔にさせられます。利用者さんも、自分自身も、常に明るい気持ちでいられるよう、働きかけていくことができればと思います。

それまでのデイサービスとは異なり、生活全般のお世話をするだけに、入社当初はやっていけるかどうか不安な部分がありました。介護経験が1年に達していなかったので、最初の3ヶ月間はパート勤務の介護補助員。さらに3ヶ月間の試用期間を経て、入社半年後に正社員になったのですが、覚えることが多く無我夢中だったので、いつの間にか時間が経っていました。しかし、体力的につらいことがあっても、精神的にストレスを感じたことは一度もありません。楽しく仕事に取り組めることこそ、長く続けてこられた理由なのかもしれません。

以前、担当していた3階フロアに愛着があったので、4階への異動には複雑な気持ちもありました。しかし、実際には馴染みやすい雰囲気で、新たな環境も気に入っています。人間関係が良好なことは、『ビアンエトール恭愛』の大きな魅力だと思います。
私が所属する「山愛」は大きな施設なのですが、社員旅行があったり、フットサルサークルがあったりと、他のフロアのスタッフとも仲良くなれる機会がたくさん用意されています。プライベートでの付き合いも頻繁で、最近は2、3人の仲間とボルダリングにハマっています。

もう中堅どころなので、芯をしっかり持って自分の意見を発信していきたいですし、周囲から頼ってもらえるような存在を目指したいです。「山愛」としては、誰もが和気あいあいと働ける環境をつくることが一番。職場の雰囲気を大事にしながら、自分自身、成長を重ねるのが理想ですね。ケアに関しては、何よりも利用者さんのためになるものにしたいです。そのためにも、一人ひとりの日常生活動作をしっかりと把握し、何を求められているかを理解することは欠かせません。今後、観察力と判断力にいっそう磨きをかけ、過不足のない介護を実践していきたいと思います。

先輩方からの指導も丁寧で、とても働きやすい環境です。プライベートも充実させられるので、たくさんの方に応募いただけるとうれしいです。