INTERVIEW

スタッフインタビュー

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U・Kさん
U・Kさん

利用者さんとともに過ごす時間が楽しい。現場に戻って来て良かったと感じさせてくれる職場です。

障害福祉サービス事業所 第二博愛

生活支援員

正職員 入社1年目

福祉の道に進んだきっかけを教えてください。

高校時代、吹奏楽部に所属していたのですが、毎年クリスマスに養護学校へ演奏しに行く機会があり、楽しいなと感じていたことが、そもそものきっかけだったと思います。こちらが想像している以上に、生徒さんたちが喜んでくれる。そんな空間・時間に私も喜びを感じました。また一方では、手に職をつけたいという気持ちもあり、福祉系の専門学校に進学。社会福祉学科で学んでいたので、日ごろから障害者福祉の情報に触れることが多く、おのずと知的障害者支援の道を歩むことになりました。最初の就職先になったのは、学生時代に夏休みのアルバイトで通っていた、なじみのある知的障害者施設。2年ほど勤務し、結婚と出産を機に退職しました。そこからしばらくは専業主婦として過ごしていたのですが、同業の夫から話を聞くうちに、また現場に戻りたいなと考えるように。退職後、間もなくは苦労した経験ばかりが印象に残っていたのですが、時間を置いた結果、福祉の仕事の楽しさを再認識するまでになっていました。育児の都合もあり、すぐに復職することはできなかったのですが、25歳のときに2人目の子どもを出産したことを機に、週2、3回のペースでドーナツ店でアルバイトを開始。そのかたわら、社会福祉士を目指して勉強を続け、無事に資格を取得することができました。新たな資格を生かそうと、再就職したのは社会福祉協議会。日常生活自立支援事業や介護保険の苦情相談業務を、7年ほど経験しました。やりがいを持って働いていましたが、再び現場に戻りたいという思いが勝り、転職を決意。『ビアンエトール恭愛』に入社することになりました。

U・Kさん

お仕事の内容を教えてください。

「第二博愛」は通所サービスなので、業務のメインになるのは利用者さんの作業のサポートです。自立されている方が多いので、お食事やトイレ、着替えの際は基本的に見守りを行います。そのほかには、行事のたびに担当の係の仕事があります。現在64名の利用者さんが、それぞれの特性に合わせて6つの班に分かれ、外部から受注した商品の製作など、さまざまな作業に取り組んでいます。私たち、職員は毎日の配置表により1人あたり2つの班を担当し、作業の見守りや製作物の検品を行います。日々の利用状況を記すケース記録の担当は別に設定されており、私は女性の利用者さん3名の担当として毎日連絡帳を書き、ご家族の方とのコミュニケ-ションを図っています。

U・Kさん

このお仕事のやりがいを教えてください。

現場での仕事はずいぶんブランクがあったので、最初は利用者さんのお名前を覚えられるかなと不安でした。利用者さん個人、個人の特性に合わせた個別支援を実施している「第二博愛」では、一人ひとりのお名前と特性を一致させることがすべての基本。わからないことがあるたび、周囲のスタッフに聞いて確認するようにしていました。このように、現場ならではの大変さもありますが、今はとても楽しいです。利用者さんと接する時間は充実していますし、行事もたくさんあって。現場で感じられる喜びで一番大きいのは、やはり利用者さんからの「ありがとう」の声。どんなささいなことでも「ありがとう」と言ってくれる利用者さんもいて、現場に戻って来て良かったなと思います。

U・Kさん

どんな雰囲気の職場ですか?

一緒に働くスタッフには話しやすい人が多く、分からないことがあったときにも、相談しやすい環境です。自力で仕事を覚えられるに越したことはありませんが、分からないことについては1人で勝手に判断するのではなく、素直に教えてもらうことが大切。その意味でも、現在の環境は恵まれていると感じます。
また、どんな仕事でも子どもが小さいうちは、現場の第一線で働くことは難しいと思いますが、「第二博愛」の女性職員はみんなお子さんがおり、育児と仕事の両立に理解がある職場です。お互いの苦労が分かるだけでなく、困ったときはお互い様という気持ちを持てるので、それだけでも働きやすさが違うと感じています。私の子どもは現在、小学6年生と4年生。基本的には9時から17時までの勤務で、日祝にお休みをいただいています。学校がお休みの土曜も優先的に休ませてもらえるところは、本当に助かりますね。私よりお子さんが小さい方、産休・育休を取られている方もいますし、働くママに優しい職場だと思います。

U・Kさん

ズバリ、『ビアンエトール恭愛』の魅力は?

利用者さんにとっての「第二博愛」の魅力は、行事が多いこと。園内での季節行事だけでなく、園外活動も充実しているので、楽しんでもらえているのではと思います。先日はプールに行きましたし、時には日帰り旅行もあります。外出があると多くの利用者さんは喜ばれますが、行きたくなければ行かなくて構いません。施設として、利用者さんの自己決定を大切にしているので、選択の幅はできるだけ広く持たせ、こちらから押し付けることはしないようにしています。
一方、働く人にとっての魅力は、リフレッシュ休暇。5連休と公休2日を合わせて7連休が取れるうえに、5万円が支給されるのですが、これまでに聞いたことのない制度でした。勤続1年以上から適用されるので、今の私はそれを励みにしています(笑)。そのほかにも慰安旅行が年に2回あり、つい最近も鳥取・兵庫方面を訪ねたばかり。とても楽しかったです。職員の旅行についても、自由参加になっています。普段の休みも比較的取りやすいですし、規模の大きい法人ならではの充実した福利厚生は魅力ですね。

U・Kさん

これからの目標を教えてください。

まだまだ覚えることはたくさんありますし、できていないこともあるのですが、「明日も二博に行きたいな」と思ってもらえるような、利用者さんに笑顔になってもらえるような支援を行っていきたいです。

U・Kさん

このお仕事を目指す方へメッセージをひと言

この仕事に大切なのは、人と接するのが好きという気持ち。未経験でも熱意があれば、きっと活躍できるはずです。

U・Kさん

SCHEDULE 一日の流れ

  • 出勤

    利用者さんが順次登園してきます。その日の担当ポジションにつき、着替えの見守りなどを行います。

  • 作業開始

    室内でのウォーキングと水分補給を終え、準備が整ったら午前中の作業を開始します。作業中は見守り、製作物ができあがれば検品を行います。作業中に交替で30分の休憩をとります。

  • 昼食

    昼食介助、食後は歯磨き介助を行います。

  • 引き続き作業

    午後も作業にあたります。週1回のクラブ活動や月1回の趣味活動がある日は、この時間に行います。

  • おやつ

    週2回、みんなでおやつを楽しみます。

  • 降園

    登園時同様に担当ポジションにつき、着替えのサポートなどを行います。利用者さんの人数確認後、終礼を行い順次降園します。

  • 休憩(30分)
  • 職員の終礼

    その日の出来事や気になったことを情報共有し、業務終了です。

  • 退勤
U・Kさん
U・Kさん

生活支援員 入社1年目 正職員 福祉の専門学校を卒業後、知的障害者施設に就職。出産を機に退職し、いったんは専業主婦に。その後、ドーナツ店でのアルバイトを経て、社会福祉士資格を取得し、社会福祉協議会で相談員業務などを担当、計7年ほど勤務する。2017年9月より現職。