親が頑張っている背中を子どもに見せたいんです
鈴木 友紀さん
音楽教師になるつもりだったので、中学校と介護施設で教育実習をする機会があったんです。その介護施設で音楽療法を通じて入居者さまが笑顔になる様子を見て、こういう音楽の役立て方があるんだと感動しました。そこから介護の世界に興味をもち、福祉系の専門学校に入学してヘルパー資格を取得。当時から音楽療法を採用していた社会福祉法人朋光会に入職したんです。音楽を通じて、笑顔を作れることにやりがいを感じました。
結婚で一度退職し、子どもの手が離れかけたところで復帰しました。当初は、子どもに寄り添うべきではと葛藤もありました。ですが、あるとき子どもが職場に来る機会があって、わたしが働いている様子を見たようなんです。すると子どもから「働いているお母さんはカッコよかった。僕は大丈夫だから、お母さんは働いて」と言われて。その言葉で吹っ切れて、寄り添うことも大切だけれど、親が頑張っている背中を見せることも大切なんだと思いました。
現場では、とにかく笑顔で接しています。入居者さまの多くが、わたしより年上のせいもあって、笑顔でいると「かわいいねぇ」なんて言われます。言われると、やっぱりうれしいですよね。そんな人間関係がポカポカと温かい職場です。「太陽の國」は名前だけじゃありません。一緒に太陽の仲間になりませんか。