もう40年以上前の小さな民間の福祉活動が種となり、27年前に『社会福祉法人開く会』という小さな芽を出しました。「個別支援」が福祉活動の根幹にあると考え、何らかの支援を必要としているひととの、今、ここでの出会いを大切にしてきました。わたしたちの〈しごと〉は、けっして独りではできません。出会ったひとを出会ったひとたちとともに支援していくことが求められます。73億人の地球、アジアの片隅の小さな島国の〈ひと　と　ひと〉のささやかな協同。小さなささやかな支援が、ひとからひとへつらなり、つながって風景を変え、時空を越えて広がっていく、ずっとこれからも見ることのない景色、一生出会うことのないひとたちとも、そうやってどこまでもつらなり、つながっていくことのできる、そういう〈しごと〉をしたいとずっとおもいつづけてきました。こうしたわたしたちと、いっしょに歩んでいこうとする、あらたな出会いを、わたしたちは今必要としています。